老人ホームの種類

老人ホームというと、「有料老人ホーム」を思い浮かべる方が多いと思いますが、高齢者の方が入居する施設(ホーム)は有料老人ホームだけではなくさまざまな種類があります。ここでは現在、日本にある高齢者の方が生活するホーム、施設を種類ごとに説明していますので、有料老人ホームを選ぶ前に、どのような施設、ホームがあるのかを確認しておきましょう。

老人ホームの種類一覧

有料老人ホーム
有料老人ホームとは、老人を入所させ「食事の提供・その他日常生活上必要な便宜を供与する」ことを目的とする施設であって、老人福祉施設でないものと老人福祉法において定義されており、主に民間業者が経営し、厚生労働省によって設置基準が設けられ、各都道府県に対して届出が義務付けられている施設のことです。
特別養護老人ホーム
特別養護老人ホーム(正式名称:介護老人福祉施設)とは、日本でもっとも多い高齢者のホーム(施設)のことで、2007年現在、全国に約5,500~6,000施設、入居者は約40万人、入居待機者も約40万人いるといわれています。
老人保健施設
老人保健施設とは、「65歳以上、要介護1以上」の方が入所できる公的な施設のことで、自宅での生活を目指すための施設となりますので、「約6~12ヶ月」で退所しなければならない場合が多いようです。
グループホーム(認知症対応グループホーム)
グループホームとは、5~9人程度の「軽い認知症・知的障害者・精神障害者」の方が、少人数のスタッフから最低限の援助、世話を受けながら、自分たちで食事の用意をしたり、掃除をしたりして共同生活し、自立を目指すホームのことです。
養護老人ホーム
養護老人ホームとは、経済的、または環境上の理由によって自宅での生活が困難な高齢者の方が入居できる福祉施設のことで、一定の条件を満たせば、「特定施設入居者生活保護」が受けられ、施設内で介護サービスを提供できるようになっています。
ケアハウス(軽費老人ホーム)
ケアハウス(軽費老人ホーム)とは、原則的に「60歳以上(夫婦の場合はどちらかが60歳以上)」の介護は必要としないが、家族の世話になることができず、高齢のため1人で生活することが不安な老人の方を対象とした公的な施設のことで、平成元年に創設された制度です。
シルバーハウジング
シルバーハウジングとは、高齢者向けのバリアフリーを備えた「公営賃貸住宅・公団賃貸住宅」のことで、安否の確認、緊急時の対応などのサービスを行う生活援助員を配置していますが、基本的に介護を受けることはできませんので、要介護となった場合には、訪問介護等を利用しなければなりません。
高齢者専用賃貸住宅
高齢者専用賃貸住宅とは、有料老人ホームの届出が不要な高齢者専用の賃貸住宅のことで、2005年12月に制度化され、2006年4月から「特定施設入居者生活保護」を受けることも可能となりましたので、住居内で介護付有料老人ホームと同様の介護を提供できるようになっています。
高齢者向け優良賃貸住宅
高齢者向け優良賃貸住宅とは、高齢者向けのバリアフリーを備え、都道府県知事の認定を受けている民間の賃貸住宅のことで、高齢者専用賃貸住宅にバリアフリーを備えた住宅のことです。
分譲型ケア付マンション
分譲型ケア付マンションとは、さまざまな高齢者向けのサービスを行っている分譲型のマンションのことで、それぞれのマンションによって提供しているサービス内容は大きく異なりますが、住宅型の有料マンションと似ています。
生活支援ハウス
生活支援ハウスとは、介護は必要としないが、1人暮らしに不安を感じている高齢者、またはご夫婦が入居できる公的な施設のことで、自立した生活を送れる方が入居できることとなっています。
 

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