老人ホーム入所者の預貯金を女が着服


福岡県香春町の特別養護老人ホーム「望岳園(入所者100人)」に勤めていた女性(41歳)が、入所者53人から預かった預貯金通帳から無断で現金を引き出し着服していたことが2007年2月14日分かり、被害額は約1,000万円超に上るとみられています。

園側は女性職員を懲戒解雇にし、入所者の家族などと協議して、近く刑事告発も検討しているようです。

望岳園によると、元職員の女性(41歳)は8年前から事務員として勤務し、園では盗難や誤使用を防ぐため、入所者から預貯金通帳と金融機関への届け出印を預かり、この元職員の女性が1人で管理していたとのこと。

この元職員の女性は引き出し金額を記録する書類を偽造し、着服を繰り返し、昨年(2006年)2月、別の職員が書類の偽造に気付いたことで発覚しました。

この元職員の女性は、「引き出した金は子どもの医療費に使った。横領額は800万円」と説明していますが、被害額は1,000万円を越すとみられています。

望岳園の植田寛章事務長は「入所者の皆さまに申し訳ない。被害弁償に誠実に対応し、再発防止に努める」と話しています。

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平成19年2月14日・西日本新聞より一部引用>

高齢者の預貯金を狙った犯罪が増えていますが、老人ホーム内でこのようなことが起こると、いったい誰を信じれば良いのかが分かりませんね。

今回のケースでは1人に管理をまかせっきりだったことが、このようなことに繋がったと思いますが、もしも老人ホーム全体でこのようなことが行われていたとしたら、発覚さえしませんね。

有料老人ホームは今後も増加すると思いますが、入所者の財産を守る基準をしっかりと定めてほしいですね。


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