認知症の患者と自宅ケア
沖縄県内では13の病院で「重度認知症デイケア」を実施していますが、「世間体を気にしたり、現実を受け入れたくない、罪悪感を感じる、他人にすべてを任せるのは心苦しい」などの理由で、家族が利用しないケースが目立つという。
しかし病院側は「家族が休息を取り、いい精神状態で接することが患者の安定にもつながる」と利用を呼び掛けている。
また、「静かに寝て座っているだけでは、認知症の進行を早めるだけだ」とリハビリの重要性を強調しています(天久台病院の作業療法士:増尾辰也さん)。
重度認知症デイケアは、徘徊や昼夜逆転の生活、ひどい物忘れなど行動異常や精神症状が著しい患者の治療や生活機能回復を目的に、スタッフは精神科医、看護師、作業療法士、精神保健福祉士らで構成されています。
ケア内容は、健康チェックに始まり、レクやリハビリ、食事、入浴、手先を使った作業療法などで、医療保険が適用され、公費補助も受けられます。
<平成18年2月23日・沖縄タイムスより一部引用>
介護を他人に任せるのは、罪悪感を感じる方がいまだに多いようですが、家族だけで介護を行うのは難しいのも現実です。
近年では介護を任せるのは仕方ないという見方が強くなっていますので、頑張りすぎず、このようなサービスを上手に利用することも必要ではないでしょうか。
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